港湾工事や河川工事は災害に備えるためにも必要な工事です。周囲を海に囲まれた日本では、太古の時代から自然災害に人々の暮らしが脅かされてきた歴史があります。一般財団法人国土技術研究センターの資料によると、日本付近ではマグニチュード6以上の地震が全世界の20%も発生しているという報告があります。また、地球温暖化の影響のためか、台風や大雨による被害も年々甚大さを増してきており、河川や港湾における治水対策や津波対策などの必要性は今後ますます重要視されていくことと考えられます。
一方で、治水対策や津波対策のために自然環境が破壊されることも懸念されており、港湾・河川の土木事業においては自然環境と調和した治水および津波への対策が必要となっています。例えば、河川の治水工事では、以前はコンクリート三面護岸化という工法を取ることが多くありましたが、現在は、護岸工事で治水・利水を行いながら河川環境の整備と保全を行う「多自然川づくり」という方法が国土交通省からの提唱で実施されています。栗原建工株式会社では、災害への備えと環境との調和を図ることが土木建設業に課せられた使命であると考えており、これらの社会的要請に応えるために新たな人材の求人を千葉県で行っています。